FX ローソク足

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FXをするなら知っておきたいローソク足のこと

FXでよく見るローソク足チャート。
これは日本で江戸時代から使われていました。
米相場にローソク足チャートが関わっていたようです。
今ではFXトレーダーが、毎日のように見ているローソク足。
日本国内だけでなく、海外でも使われています。

ローソク足チャートは、4つの値から1本のローソクが形成されています。
高値(たかね)と安値(やすね)、始値(はじめね)と終値(おわりね)の
4つの数値を、1本のローソクだけで表すことができるスグレモノです。
さらにローソク足には、陽線(ようせん)と陰線(いんせん)があります。
これは、始値と終値の位置関係で決まります。
始値よりも終値の方が高かった場合が“陽線”となり、逆に始値より終値の方が低かった
場合には“陰線”となります。
陽線と陰線の見分けが付くように、チャート上ではそれぞれが色分けされています。
陽線が白で、陰線が黒というのが通常の色分けのようです。
しかし、FX会社のチャートによって色が異なります。
赤が陽線、青が陰線といった色分けになっているチャートもあります。

上昇相場では陽線が連続していることが多く、下降相場では陰線が連続していることが多いです。
いつもFXのローソク足チャートを見ていると、ぱっと見の色で「上がってる」「下がってる」という
判断をするようになってきます。

ローソク足を構成する要素として、“ヒゲ”と呼ばれるものがあります。
始値と終値がローソクの本体を形成し、高値と安値がヒゲを形成しています。
ローソク足本体から、高値 or 安値に向かって上下に伸びる線がヒゲです。
上ヒゲが長い、下ヒゲが長いなどという言い方をします。

そして、ローソク足1本が作られるまでの時間によって、呼び方が変わります。
たとえば“日足(ひあし)”であれば、1日の相場の始値、終値、高値、安値で
構成されています。
1日が経過するまで、日足は完成しません。
株式市場であれば、9時から前場(ぜんば)が始まり15時に後場(ごば)が終了するまでが
1日の取引時間ですので、日足は9時から15時までの値動きで構成されます。
FXは、24時間世界中のどこかの市場が開いているため、正確に言えば1日の始まりや1日の終わり
という区切りがありません。
なので、「FXでは日足は意味がない」という人もいるようですが、定義として
FX市場での1日の始まりと終わりは存在します。
ニュージーランドのウェリントン市場のオープンから始まり、アメリカのニューヨーク市場の
クローズまでで終了、これがFX市場の1日です。
ニューヨーク市場がクローズするまでは、FXでの日足は確定しないということです。

チャートでは、ローソク足1本が示す時間を切り替えて見ることができます。
1日の値動きを示す日足の他にも、“週足”や“月足”などがあります。
デイトレーダーなら、ここまで長いローソク足はほとんど見ないでしょう。
もっと短い時間のローソク足、
1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、8時間足などを頻繁に使うと思います。

ローソク足の形を見ると、どんな値動きだったのかが分かります。
たとえば、ローソク本体が長いか短いか、ヒゲが長いか短いかなどを見ます。
ローソク本体が長いということは、陽線であれ陰線であれ、始値と終値の価格差が
大きいということです。
下ヒゲから上ヒゲまでが長いということは、その時間帯でそれだけ大きな値動きが
あったということです。
長い下ヒゲがある場合は、その時間帯でかなり価格が下落したが、終値までに持ち直した
というになります。
ヒゲがまったくないローソク足、ということもあります。
ローソク足本体だけ、つまり始値から終値まで上がり続けた、あるいは下がり続けたという状態です。
それだけ一方的な値動き、強い値動きということですね。

チャートから値動きを予想するという人は、これらのローソク足の形を見て
次にどのような値動きになるのかを考えています。
「長い下ヒゲを形成しているということは、一旦下落した後に大きく持ち直している。
 ここから上昇に転じるかもしれないから買いで入ろう。」
などと考えるわけです。

ちなみに、エクセルのグラフでローソク足を作ることができます。
グラフのカテゴリーの中に「株価」というものがあります。
FX会社で口座を開設していれば、そこのチャートでローソク足を見られるので
あまり必要ないかもしれませんが、もし自分でローソク足チャートを作ってみたいという方は
エクセルでチャレンジしてみてください。

「FXチャートのローソク足とは」について

FXチャートの基本、ローソク足について。FXトレードには欠かせないローソク足とは何か、どんな見方をするのかを簡単に述べています。