原則「全てのものは二度創られる」から学んだこと
全てのものは二度創られる、仕事における「第一の創造」は?
7つの習慣DVD Vol.1の中で、
「第一の創造と第二の創造」という話が出てきます。
これは、「全てのものは二度創られる」という原則を
元にしています。
何か物を作る時、まず頭の中で
「こんな物を作ろう」とか「こういう物を作りたい」という
アイデアやイメージを思い浮かべます。
そしてその後で、初めて実際の物の製作に取り掛かります。
第一の創造:知的創造
第二の創造:物的創造
人間が創り出した製品は全て、この二つの「創造」を
行なった結果、この世に存在しています。
普段、私達が使っているパソコンや自動車、携帯電話、
インターネットなどのサービスも、全て誰かが
頭の中で「第一の創造」を行なったから、世の中に
存在しているということです。
DVDの中では、この「第一の創造と第二の創造」の考え方を元に、
仕事においても「第一の創造」をまず行なうことが大切だ
ということを教えてくれます。
いきなり作業に取り掛かったり、ただ上司に言われたことをやる
といったやり方には、「第一の創造」が有りません。
あるいは、かなり大雑把な「第一の創造」しか行なわれていません。
仕事における「第一の創造」は、「ビジョン」を構築することです。
この「第一の創造」がしっかりと行なわれていないようでは、
本当に必要な結果とは異なる結果になってしまうかもしれません。
また、「第一の創造」を行なわなかったり、曖昧なままでもやれる仕事
というのは、大した成果が得られない仕事なのかもしれません。
大きな成果を上げる仕事を行なうためには、
「第一の創造」は欠かせないものです。
DVDの中では、このように言われています。
「第一の創造の有無は、仕事の成功を左右する。」
「全てのものは二度創られる」を私の仕事に当てはめると...
今までの自分の仕事や職場の同僚の仕事などを思い出すと、
色々と思い当たるところが有ります。
@【資料や作業手順などを確認せずに、作業に取り掛かる】
納期が短い仕事などの場合、つい十分な資料確認などもせずに
すぐに作業に取り掛かってしまいます。
「作業しながら、資料を確認して行こう。」
「時間が無いから、まずは作業を開始しなければ。」
このような考えで、とにかく作業を開始していた時、
自分の中には「第一の創造」は有りませんでした。
少なくとも、しっかりとした「第一の創造」は無く、
曖昧なものでしかありませんでした。
その結果、何も問題無く仕事が片付くこともありますが、
後になって色々と問題点が浮かび上がって来ることもありました。
「今回の材料だと、この仕様では製作が出来ない。」
「この部分に、客先の寸法指定が有ることに気付かなかった。」
などということになって、その修正作業に
余計な時間が掛かってしまうということもありました。
場合によっては、今までの作業がほぼ全て無駄になってしまった
なんてこともありました。
A【なぜ、そのようなルールで仕事を行なうのか知らずに作業をする】
これは、職場の同僚について思い当たることです。
どのような職場でも、そこで仕事を行なう上での
作業手順やルールなどが有ると思います。
普通、そのような決まり事には、「理由」が有ります。
「この順番で作業しなければ、ミスが発生する。」
「こういう仕様では、製作段階で不具合が多発するから、
このような仕様は避けて設計しなければならない。」
など、「そうするための理由」が有るはずです。
私は、「なぜ、そうしなければならないのか?」ということを
日頃からよく考えていました。
このように考えて仕事をしていると、現状のルールや
作業手順では対応できない問題点にも、気付くことができます。
「今回の仕事は、この作業手順だとこういうミスが出るのでは?」
「この仕様で設計してはいけないというルールは無いけど、
製造段階で不具合が発生する仕様なのではないか?」
などのように、応用が利くようになります。
しかし、このようなことを何も考えずに仕事をする人もいます。
「ただ、作業手順がこうなっているからこうする。
(どうしてこの手順でやらなければいけないのかなんて、知らない。)」
「あの人が、そうしろと言ったからそうする。」
私からすると理解に苦しむのですが、こんなレベルの人もいるのです。
少なくとも、私が考える「社会人」のレベルではないのですが、
こういう人が会社員として仕事に就いているのです。
このような人達は、当然「第一の創造」を行なっていません。
「作業手順」や「上司の指示」が「第一の創造」で、
この人達は「第ニの創造」だけを行なっている状態です。
一応「第ニの創造」を行なっているから、給料をもらえています。
ですが、「言われたことをやる」だけなので、この人達は応用が利きません。
このように頭を使わない人達は、「第一の創造」に関する仕事には
参加することができません。
つまり、大きな成果を上げるような仕事には
携わることができません。
「第一の創造」を行なうことができない人には、
まかせられる仕事も限られてきます。
ルーティンワークのようなものだけになるでしょう。
そうなってしまうと、会社側から見れば
「あなたの代わりはいくらでもいる。」
という状況になってしまいます。
ますます会社の言いなりです。
最後はずいぶんと悲観的な内容になってしまいましたが、
以上が「7つの習慣DVDのVol.1」より、「全てのものは二度創られる」という
原則について学んだことを「私の仕事の経験」に照らし合わせて考えたことです。
今後も、仕事を行なう時には、
「第一の創造の有無は、仕事の成功を左右する」
「第一の創造とは、頭を使って考えること」
このことを忘れないようにしたい、
そう考えています。
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